PCゲームの画面設定には、主に「フルスクリーン」と「ボーダーレス(ボーダーレスウィンドウ)」があります。
「FPSをプレイするならフルスクリーンのほうが良い?」「ボーダーレスにすると遅延やフレームレートに影響する?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、FPSで少しでも遅延を抑え、ゲームに集中したい場合はフルスクリーンが有力です。一方で、ゲーム中にブラウザやDiscordなど別のアプリへ頻繁に切り替えるなら、ボーダーレスのほうが快適に使える場合があります。
この記事のポイント
・FPSを重視するならフルスクリーンが基本候補
・マルチタスクのしやすさならボーダーレスが便利
・現在のWindowsやゲームでは両者の差が小さい場合もある
・最適な設定はゲームやPC環境によって異なる
PCゲームのフルスクリーンとボーダーレスの違い
まずは、フルスクリーンとボーダーレスの基本的な違いを確認しておきましょう。
| 比較項目 | フルスクリーン | ボーダーレス |
|---|---|---|
| 画面表示 | 画面全体にゲームを表示 | 枠のないウィンドウとして画面全体に表示 |
| FPS・遅延 | 環境によって有利になる場合がある | 現在の環境では差が小さい場合もある |
| Alt+Tab | 切り替え時に時間がかかる場合がある | 比較的スムーズ |
| マルチタスク | やや不向き | 向いている |
| FPSゲーム | おすすめ | 利便性重視なら選択肢 |
フルスクリーンとは
フルスクリーンは、ゲームを画面全体に表示してプレイするモードです。
ゲームによっては「排他的フルスクリーン」と呼ばれる方式が採用されており、従来はゲームがディスプレイ表示をより直接的に制御できることから、パフォーマンスや入力遅延の面で有利とされてきました。
ただし、現在のWindowsやゲームでは表示処理の仕組みが変化しているため、「フルスクリーンなら必ずFPSが上がる」「必ず遅延が減る」とは限りません。
ボーダーレスとは
ボーダーレスは、ウィンドウの枠を表示せず、画面全体を使ってゲームを表示するモードです。
見た目はフルスクリーンとほとんど変わりませんが、Windows上ではウィンドウとして扱われるため、Alt+Tabなどで別のアプリへ切り替えやすいのが大きなメリットです。
ゲームをしながら攻略サイトを確認したり、Discordを操作したり、配信ソフトを使用したりする場合に便利です。
FPSゲームはフルスクリーンとボーダーレスどっちが良い?
FPSゲームをプレイする場合、基本的にはフルスクリーンを最初に試してみるのがおすすめです。
特に競技性の高いFPSでは、平均FPSだけでなく、入力遅延やフレームタイムの安定性もプレイ感に影響します。
注意:フルスクリーンとボーダーレスの性能差は、Windowsのバージョン、ゲーム側の実装、DirectXのバージョン、GPU、各種設定などによって変わります。すべてのPCゲームでフルスクリーンのほうが高性能になるわけではありません。
フルスクリーンがFPSに与える影響
FPSが高くなる場合がある
PC環境やゲームによっては、フルスクリーンにすることでフレームレートが高くなる場合があります。
特に従来のゲームや特定の表示方式では、フルスクリーンのほうがゲームの描画にリソースを集中させやすいケースがありました。
一方、現在のWindows環境ではボーダーレス表示の最適化も進んでおり、実際にはほとんどFPS差を感じないゲームもあります。
入力遅延を抑えられる場合がある
FPSでは、マウスを動かしてから画面に反映されるまでの遅延が重要です。
環境によってはフルスクリーンのほうが表示処理の経路がシンプルになり、入力遅延の面で有利になる場合があります。
ただし、入力遅延は画面モードだけで決まるものではありません。V-SYNC、NVIDIA Reflexなどの低遅延技術、フレームレート、モニターのリフレッシュレートなど、複数の要素が関係します。
フルスクリーンのメリット・デメリット
フルスクリーンのメリット
- ゲームによってはFPSが高くなる場合がある
- 入力遅延を抑えられる場合がある
- ゲームに集中しやすい
- 競技性の高いFPSと相性が良い
VALORANTやCounter-Strike 2などのように、素早いエイムや反応が重要なFPSをプレイする場合は、まずフルスクリーンを試し、動作を確認すると良いでしょう。
フルスクリーンのデメリット
- Alt+Tabで画面を切り替える際に時間がかかる場合がある
- ゲームによっては画面切り替え時に一瞬暗転することがある
- 別のアプリを頻繁に操作する用途には不便
ゲーム中にブラウザやチャットツールを頻繁に確認する人にとっては、フルスクリーンの画面切り替えがストレスになる可能性があります。
ボーダーレスのメリット・デメリット
ボーダーレスのメリット
- Alt+Tabで別のアプリへ切り替えやすい
- Discordやブラウザを併用しやすい
- マルチモニター環境で使いやすい
- 配信や録画をしながらプレイする際に便利
特にデュアルモニター以上の環境では、ゲームをプレイしながらサブモニターのDiscordやブラウザを確認することがあります。
このような使い方では、ボーダーレスの操作性が大きなメリットになります。
ボーダーレスのデメリット
- 環境によってはフルスクリーンよりFPSが低くなる場合がある
- ゲームや設定によって入力遅延に差が出る可能性がある
- バックグラウンドアプリの影響を受ける場合がある
ただし、これらはすべてのPCで発生するわけではありません。
「ボーダーレス=FPSには向かない」と一概に判断するのは適切ではありません。実際のゲーム環境でフレームレートや操作感を比較することが重要です。
フルスクリーンとボーダーレスの選び方
| プレイスタイル | おすすめ |
|---|---|
| 競技性の高いFPSをプレイする | フルスクリーン |
| 少しでも遅延を抑えたい | フルスクリーンを優先して検証 |
| ゲーム中にDiscordを頻繁に使う | ボーダーレス |
| 攻略サイトを頻繁に見る | ボーダーレス |
| マルチモニターを活用する | ボーダーレス |
| カジュアルにPCゲームを楽しむ | 好みで選択 |
迷った場合は、まずフルスクリーンでFPSや操作感を確認し、不便を感じたらボーダーレスに変更する方法がおすすめです。両方を試し、実際の環境で差があるか確認しましょう。
FPSが低い場合は画面モード以外も確認しよう
フルスクリーンに変更してもFPSが改善しない場合は、画面モード以外に原因がある可能性があります。
- ゲーム内のグラフィック設定を下げる
- 解像度やレンダリング解像度を見直す
- 不要なバックグラウンドアプリを終了する
- GPUドライバーを確認する
- フレームレート上限を確認する
- V-SYNCの設定を確認する
- モニターのリフレッシュレート設定を確認する
FPSゲームでは、単純に平均FPSを高くするだけでなく、フレームレートの安定性や入力遅延とのバランスも重要です。
よくある質問
フルスクリーンにするとFPSは必ず上がりますか?
必ず上がるわけではありません。ゲームやWindowsのバージョン、GPU、表示方式などによって結果は異なります。現在の環境では、フルスクリーンとボーダーレスで大きなFPS差が出ないケースもあります。
ボーダーレスはFPSゲームに向いていませんか?
必ずしも向いていないわけではありません。フルスクリーンとの性能差がほとんどない環境であれば、ボーダーレスの利便性を優先する選択肢もあります。
プロゲーマーと同じ設定にしたほうが良いですか?
参考にはなりますが、必ず同じ設定にする必要はありません。使用しているPC、GPU、モニター、ゲーム内設定などが異なるため、自分の環境で安定して動作する設定を選ぶことが重要です。
デュアルモニターならどちらがおすすめですか?
サブモニターのDiscordやブラウザを頻繁に操作する場合は、ボーダーレスが便利です。一方、ゲーム中はサブモニターをほとんど操作せず、FPSや遅延を優先したい場合はフルスクリーンを試してみると良いでしょう。
まとめ|FPS重視ならフルスクリーン、利便性重視ならボーダーレス
PCゲームのフルスクリーンとボーダーレスには、それぞれメリット・デメリットがあります。
競技性の高いFPSでパフォーマンスや入力遅延を重視するなら、まずフルスクリーンを試すのがおすすめです。
一方、Discordやブラウザへの切り替え、マルチモニターでの操作性を重視する場合は、ボーダーレスが便利です。
ただし、現在のPCゲーム環境では、フルスクリーンとボーダーレスの性能差が小さいケースもあります。そのため、「FPSなら必ずフルスクリーン」と決めつけるのではなく、実際に両方の設定を試して、フレームレート・操作感・画面切り替えの快適さを比較するのが確実です。
